3年ぶりのパリ

Bonjour les amis !

先ほどパリに到着いたしました。

3年ぶりのパリ、どんな気持ちになるのかなぁ? と楽しみにしていました。

結果は。。。これまで抑えていた感情が込み上げてきて、生き返ったようです。

お部屋にとりあえず荷物をおいて、心の中でスキップしながらまだ明るい夜のパリへ

さて、これまでは左岸滞在がほとんどでしたので、空港からの車はパリに入ると北から下がってきて、アレクサンドル3世橋を渡り、左に目を向けるとノートルダム寺院、正面にアンヴァリッドそして少し向こうにエッフェル塔を望むという美しい舞台を見せてくれていました。

今回はパリ滞在がとても短く、できるだけ移動時間などを無駄にしたくないと思い、パリの「おへそ」にあたるルーヴル美術館のすぐ西のホテルを選びましたので、凱旋門を通りセーヌの手前で到着。

フランスでは教会のそばに滞在すると、朝、鐘の音で目が覚めます。これが楽しみの一つなのですが、今回選んだホテルのお隣には、フランス史において重要な「鐘」を持つサンジェルマン・ロクセロワ教会があります。

時代をぐーっと遡り1572年8月24日、フランス史上最大の大虐殺といわれる「聖バルテルミーの虐殺」は、なんとこの教会の朝の祈りの鐘が合図になったといわれています。カトリーヌ・メディシスや王妃マルゴの時代ですね。

ルーヴル美術館の裏手にひっそり佇むこの教会は、観光で訪れることが少ない、隠れ家的な教会です。

今回のホテルは、もう一つ偉大な建築を正面に見ることができます。ルーヴル美術館のすぐそばと言いましたが、ルーヴルはかつて歴代フランス王のための宮殿でした。

このルーヴル宮の東側を成す、荘厳な建物「ペローのコロナード」は、ルイ14世の時代、1667年から1670年の間に造られたフランス古典主義の傑作の一つと言われています。ルイ14世の「L」が模様になっています。そして、2対の円柱が長い列柱を成していて圧巻です。

ヴェルサイユ宮殿建設にも携わったルイ・ル・ヴォー、シャルル・ル・ブランそしてクロード・ペローらによるルーヴル宮プロジェクトの一環として建てられたそうです。

クロード・ペローといえば、赤ずきんちゃんの著者としても有名な「シャルル・ペロー」のお兄さんです。

こうして皆さんにお話ししていると、思っていた以上にすごい場所を選んでいました。そして、昨年、16年ぶりに再開して話題になった百貨店サマリテーヌはお隣です。今日は閉店後でしたので、外観の画像だけお送りいたします。

でも、パリジェンヌの友人の辛口な意見「あそこは行く必要ないよ!」を聞き入れるか?聞き流すか?

今回、特に時間に限りがある私は。。。迷っています。でもお隣ですもんね。ちょっとだけ覗こうかしら?


明日の朝、サンジェルマン・ロクセロワ教会の鐘が起こしてくれるまで、ぐっすり眠りたいと思います。初日からとびきりの予定が盛りだくさん。次回のコラムも楽しみにしていてくださいね!

皆様も素敵な8月をお迎えくださいませ。

Bonne journée et à très bientôt !

P.S. 日々の写真はインスタグラムのストーリーズにも投稿いたします。

インスタグラムアカウント:yokooceanne

ペローのコロナード