Bonjour les amis !
フランス滞在も今日で3日目です。
昨日はちょっとしたハプニングからのスタートになりました。
昨年の夏にオープンして話題の「オテル・ドゥ・ラ・マリーヌ」の見学をそれはそれは楽しみにしていて、もちろん事前にインターネットから予約も入れていました。
コンコルド広場に面してクリヨンホテルの建物と対を成しているこの建物、この広場を造り、当時は自身の騎馬像を真ん中に設置させたルイ15世の時代に王室の家具調度品保管所として建設されていました。
ここの保管所長のアパルトマンの内装を当時の調度品で再現して蘇ったオテル・ドゥラ・マリーヌ。18世紀の装飾芸術に浸る時間を指折り数えていたのですが。。。いつまでたっても中に入れないのです!
しばらくお待ちくださいという係の人に従って待つこと小一時間。待つ人の列はどんどん伸びてそろそろ誰かが文句を言い出しそうな雰囲気が出てきたその時に。。。
「今日はオープンしません」の一言。そして、「我々は何も知らないしただ、こう伝えるよう言われているだけ。今日の午後にはオープンするかもしれないけれどしないかもしれない。今は何もわからない」と告げられると、なんだかフランスでは「この人に文句言ってもね。。。」と納得しちゃうんですよね。
払い戻し希望者は、ここに自分でコンタクト取ってくださいとメールアドレスが印字された紙を渡され。。。「あーあ、併設の素敵なカフェ「ラぺルーズ」で鑑賞前のパリ最初の朝食をいただく所まではバッチリだったのに」と心の声は嘆いていましたが、こんなことぐらいで慌てません。
https://www.hotel-de-la-marine.paris/Autour-de-la-visite/Gastronomie/Le-Cafe-Laperouse
パリの時間を絶対に無駄にしたくないので、くるくると頭を回転させて、ここから目と鼻の先にあるパリ装飾芸術美術館で開催中のエルザ・スキャパレリの回顧展に向かいました。
https://madparis.fr/ExpoSchiaparelli
この展示会は当初ノーマークだったのですが、芸術やモードに精通している友人が「これを見過ごすなんてあり得ない!」と私が決めていた日々の予定を聞き出し、スケジュールの整理までおせっかい(?)にもはじめてくれたおかげで、存在を知りパッと切り替えることができました。
果たして、モードには深い知識を持ち合わせていない私でも、瞬く間に引き込まれる圧巻の展覧会でした。言葉はいりませんね。画像でご堪能くださると幸いです。
この日の夕方には、ヴァンドーム広場の裏にある宝飾芸術学校で開催されている、古代から19世紀までの石の彫刻の歴史を回顧する展覧会にも行きました。類い稀な個人コレクションによる宝石の彫刻芸術は未知の世界へ連れて行ってくれました。
https://www.lecolevancleefarpels.com/fr/fr/exhibition/pierres-gravees
さてさて、オテル・ドゥ・ラ・マリーヌの後日談ですが、先程お詫びと返金のお知らせメールが届いて、お休みが続くようです。
組合がどうとか、話し合い中だとか言っていたのでおそらく「スト」ですね。
ここは次回のお楽しみにとっておくことにいたします。
3日目にしてコラムでは書ききれないお話が山盛りですので、9月に予定しているレクチャーでたっぷりご紹介いたします。
ご希望の方は同じ内容でオンラインでも実施させていただきます。
お気軽に私のインスタグラムのメッセージなどでお問合せください。(インスタグラムのネーム : yokooceanne )
フランス滞在中のコラムについて、更新のお知らせは随時私のインスタグラムアカウントからさせていただきます!
さあ、今日はこれから日帰り遠足に行ってきます。どこに向かうでしょうか?
次回の更新を楽しみにしていてくださいませ。
Bonne journée et à très bientôt !
YOKO