クリスチャンヌ・ペロションのアトリエ。
イタリア、トスカーナの丘の上に
そびえるように建つ教会跡を工房と住まいにして、
ここで 美しい作品を創り出しています。
ペロションの色への情熱は、
ジュネーブのEcole des Arts Decoratifsで学んでいるときに
初めて掻き立てられました。
陶磁器の釉薬に対する彼女の絶え間ない探求は、
この終わらない情熱への証拠でもあります。
それぞれの釉薬は、使われる土により異なる色彩をもたらします。
ストーンウエアとポルセランにおいても、
同じ釉薬が使われていながら
全くちがう顔を持つ作品に仕上がっています。
創り出される色は、完璧なハーモニーの中で
優美で美しいラインのフォルムに忠実でありながら、
それぞれの表情をさらに高めるものとなっています。
バルコニーから見えるトスカーナの山々
雄大な自然の下で生まれるイマジネーション。
トスカーナの丘にオークオリーブの木が緩やかに包絡線を描きます。
オークルの土、絶えまなく移り行く空、その自然のハーモニー。
クリスチャンヌを取り巻く全てのものに、彼女はインスピレーションを得ます。
彼女は厳選されたストーンとポルセランを
フリーハンドとろくろによる手法でペロションの世界を創り上げていきます。
その特徴は、高温の釜で焼かれた強いテクスチュアと、豊かな色彩を覆う釉薬の艶。
その美への探求は留まることはありません。
ATELIERに置かれていた色鮮やかな器の数々
アトリエの横にあるシャンブルドット。
周りには森が果てしなく広がっています。
そのガーデンでの食事、ペロションの器はその自然に溶け込んでいきます。