南仏、ラングドック・ルシヨン地方
光溢れる芸術の街 Uzes。その地で1802年創業。
200年もの間、家族経営を貫いてきた「PICHON」。
フランス政府より
伝統工芸を伝承・推進する企業「Entreprise du Patrimoine Vivant」として
認定されているピションの作品は数々の賞を受賞しており、
Uzesにある美術館には、展示室が設置されています。
その高い技術力からなるデザインとクオリティの高さは、
世界が認めるところであり、
各界の著名人からのオーダーが後を断ちません。
現在7代目にあたるChristophe Pichon氏の手によって
長い年月を経て磨き上げられた技術が
ひとつひとつ大切に受け継がれています。
上質なリモージュの土を使い、高温でしっかりと焼かれる陶器たち。
その型は1万個にも及ぶそうです。
ピションの代名詞とも言える"corbeille"
コルベイユは手作業で編み上げる陶器のカゴ。
ピション 家に嫁いだ女性だけが編むことを
許されるというしきたりに長い歴史を感じずにはいられません。
約50もの工程を経て、
ひとつひとつ丁寧に作り出される陶器からは
熟練された職人の手の温もりと共に
南フランスという地の美しさが溢れてくるようです。