私を包み込んでくれる町、リヨン

Bonjour les amis !

夢見心地で過ごしたヴィシーから、留学生活を送った思い出深いリヨンに移動してきました。

ソーヌ川とローヌ川、そして2つの丘に抱かれるように佇むリヨンは、フランス中部に位置するフランス第3の都市で「美食の町」「絹の町」とも呼ばれてます。

私は30歳を過ぎてからそれまで適当に勉強していたフランス語を、基礎から学びたい、フランス文化もきちんと学びたいと思い立ち、大学生活をスタートさせました。

そして、大学最後の1年をリヨンカトリック大学で留学生として過ごしました。

ですから、この町には特別な思い入れがあります。

今回の3年ぶりのフランス滞在を決めた時に、自分がこれまで関わった「フランス」を辿りたいと思いました。そして、そこに登場するのは「場所」ではなく、むしろ「人たち」だと思っていました。

今の私、すなわちフランスと関わり続ける私を作ってくれたのは、紛れもなくフランスで出会い、時を重ねて友情を育んできた友人達だからです。

コロナ禍で余儀なく遮断されてしまった時間を取り戻すように、今、順番に友人達との再会を楽しんでいます。

リヨンは、疫病が流行していた17世紀に、聖母マリアに疫病からリヨンを守ってもらえるよう祈りを捧げ、疫病を退けた逸話がある様に、マリア信仰が深いところです。

町を歩くとあちらこちらに美しいファサードの教会があります。

この街にいると、目に見えない大きな力で守られているように感じるのは、きっとリヨンの歴史とも関係しているのでしょうね。

実際に留学時代に私を助けたミラクルな経験については、また別の機会にお話しできれば幸いです。

次回はお盆休みが終わる頃に、いよいよ最後の滞在場所の南仏からお届けいたします。

皆様もお健やかな夏休みをお過ごしくださいませ。

Bonne journée et à très bientôt !