Bonjour les amis !
前回はレジーヌのお家の中をご紹介いたしました。
今日は、私が時間を忘れてリラックスさせてもらったお庭にお招きいたします。
この美しいお庭を整えるのは優しいご主人のジャン=クロード。
レジーヌと同じように今はリタイアして7人のお孫さんたちを預かったり、もちろん奥様のレジーヌと外出や旅行を楽しむゆったりした暮らしをしています。
このお家に引っ越すことを決めた一番の理由は、お家を守るように取り囲むお庭と背の高い木々だったとか。
そこに少しずつお気に入りの植物を増やし、プールを作り、小さな泉を設置したりして今の形に仕上げていったそうです。
なんと全てジャン=クロードが自分の手で行ったのですよ!
フランス人は大工仕事が大好きなので、お家だって建ててしまいます。実際にジャン=クロードはここに引っ越す前に3人のお子様達と暮らした家を自分で建てたのです!
これは我々日本人からすると考えられないことですね。
お庭には来客を温かく迎える意味の3本の糸杉、そしてイチジク、アプリコット、プラム、さくらんぼ、オリーブ、洋梨、レモン、くるみ、菩提樹、バラ、アーモンド…加えて数えきれない種類の花々。
木陰にはテーブルと椅子が用意されていて、私のように招かれた客は、お気に入りの場所を決めて自由にくつろげる配慮がなされています。
フランス人のおもてなしは決して飾り立てすぎることはせず、普段の暮らしにほんの少しだけ「よそゆき」の要素を加えて仕上げます。
招く人たちが自然体なので招かれた人はゆったりした空気感に包まれて、心からリラックスできます。そして、来客がくつろいでいる様子を見ることが何よりも嬉しいと言わんばかりにさりげない気遣いを繰り返してくれるのです。
レジーヌ宅で過ごした数日間、自分でもびっくりするくらいありのままの自分でいることができ、これまでより長い時間ご夫婦揃ってずっと一緒に過ごせたことで、友情もぐっと深めることできました。
もうすでに来年の日取りや予定まで打ち合わせしちゃいましたよ。
ジャン=クロードは生粋のプロヴァンス出身者なので、自分の土地を一人でも多くの人に紹介したいようです。
さて、フランジュールのオーナー、木崎清美さんはフランスの中でも南仏プロヴァンスの生活文化に深く魅せられた方です。
お仕事の関わりが長いレジーヌのこのお家に、数年前に訪問された時の様子が残されていますのでこちらもお楽しみくださいませ。
私のフランス滞在もそろそろ幕を閉じようとしています。
来週はフランス滞在記をまとめる意味でこの1か月を振り返りたいと思います。
Bonne journée et à très bientôt !
YOKO